終活といえば、遺言やお墓の準備、身の回りの整理を思い浮かべる人が多い。でも、現代の終活で見落としがちなのが 「デジタル遺品」 だ。
スマホやパソコン、クラウドサービス、SNS、サブスク、ネット銀行のアカウント……。もし自分が突然いなくなったら、これらのデータはどうなるのか? 遺族が開いたスマホの中に、”見られたくないデータ” が眠っていたら…!?
まず「デジタル遺品」を洗い出してみる
まずは、自分の持っている デジタル資産 を書き出してみた。
- スマホ & PC :写真・動画・メモ・メール・ダウンロードデータ
- クラウドサービス :Googleドライブ、Dropbox、iCloud
- SNS :X(旧Twitter)、Facebook、Instagram、LINE
- サブスク系 :Netflix、Spotify、Amazonプライム
- ネット銀行 & キャッシュレス決済 :PayPay、楽天銀行、クレカ情報
- 過去のアカウント :mixi、Yahoo!ブログ、登録したけど使ってない謎のサービス
……思った以上に多い。
特に 「昔のSNSアカウント」 は、自分でもすっかり忘れていたものがゴロゴロ出てきた。
ヤバいデータが続々発掘…!
整理を始めてすぐに 「これは見られたくない…!」 というデータが続々と出てきた。
黒歴史なSNS投稿
X(旧Twitter)を遡ってみると、10年以上前の中二病ツイート や 恥ずかしいポエム を発見。
「世界は俺を理解してくれない」とか、「本当の自由とは何か?」みたいな哲学ツイートが大量に…(当時の自分、何を考えてたんだ…)。
→ 即削除。 これを親族に見られたら、恥ずかしさで成仏できない。
謎のフォルダに眠る写真たち
PCの「プライベート」フォルダを開いてみると、そこには 過去に好きだった芸能人の画像コレクション が…。
なぜか「◯◯推し!最高!」みたいな画像フォルダが複数存在。
→ 遺族が見たら『この人、こんな趣味あったんだ…』とドン引きする可能性大。
サブスク履歴が意外と恥ずかしい
Spotifyのプレイリストを見たら、「失恋ソング詰め合わせ」「俺の人生BGM」 みたいな名前のプレイリストが…。
→ 万が一のとき、家族に知られたくないランキング上位。
デジタル終活の対策
整理してみて思ったのは、 「デジタル遺品は、放置するとマジでヤバい」 ということ。
これを機に、以下のような対策を考えた。
見られたくないデータは今のうちに削除!
「もし今日突然死んだら、これを見られたらヤバいな…」と思うデータは、とりあえず消す!
特にSNSやクラウドの整理は大事。
「デジタル遺言書」を作成する
「このアカウントは削除してOK」「このデータは残してほしい」という指示を残しておく。
GoogleやAppleには「死後アカウント管理」機能があるので、設定しておくと安心。
信頼できる人に「デジタル鍵」を託す
スマホやPCのパスワードを、家族や信頼できる友人に伝える(もしくは紙に書いておく)。
ただし、全ての秘密を託すのはリスクあり! 信頼度に応じて情報を分散させるのが良さそう。
デジタル遺品、整理は早めに!
「今のうちに整理しないと、死後めちゃくちゃ恥をかく」 ということ。
SNSの黒歴史、謎の画像フォルダ、サブスク履歴… デジタルの世界に眠る過去の自分は、意外と強烈だった。
終活というと「お墓の準備」や「遺産の整理」ばかり考えがちだけど、これからの時代は 「デジタル遺品の整理」 も必須になりそう。
みんなも一度、自分のスマホやPCの中身を見直してみては? 今のうちに削除すべきデータ、意外とあるかも…!
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